薬浴について
日常 2014.09.27
薬浴をご予約にて承っております
皮膚病の治療で、週2回などの頻繁な薬浴をされている飼い主の皆さんへご案内です。
ご家庭でのシャンプーは大変ではありませんか?
抜け毛の問題や、これから寒くなってくると自然乾燥ではかわいそう。。。
また、薬浴は難しくてご家庭では困難などお困りの飼い主さまがいらっしゃいましたら
ぜひ利用していただきたいと思います。
*薬浴のご利用は事前に診察が必要です。
*12:00ー16:00までの間お預りさせていただきます。
*ワンちゃんのみとさせていただきます。
*浴槽の大きさの関係上、小さめの中型犬までお受けできます。
*全身カットなどのトリミングサービスは行っておりません。
*料金についてはお問い合わせください。
トリマー鈴木の薬浴アドバイス
美容のためのシャンプーと薬用シャンプーは異なります。
「薬浴」とは薬用シャンプーで全身または患部を洗浄することによって
皮膚の状態を改善していく治療法です。
「薬用シャンプー」とは皮膚病の治療に必要な薬剤が含まれている外用薬で
獣医師によって処方される治療薬です。
効果的な薬用シャンプーの手順
1.ブラッシング
毛についた汚れを落とし、皮膚に薬用シャンプーが届きやすいようにします。
とても大事な作業です!毛が絡まっていると皮膚まで薬が届きません。
毛の長いワンちゃんで皮膚の治療中は、皮膚が見えない程度に短くしておくと良いと思います。
スリッカーブラシでガリガリ皮膚を傷つけないように注意してくださいね
2.下洗い
全身を十分に濡らして、皮膚と毛についた汚れを落とします。
お湯の温度は30度~33度くらいがベストです。
少し冷たいかなと感じると思いますが、皮膚疾患の子に熱いお湯は悪化させてしまうので厳禁です!
下洗い用のシャンプーは獣医師にご相談ください。
お顔まわりのシャワーを嫌がる子は湿らしたスポンジで拭くように流してあげてください
3.薬用シャンプー
薬用シャンプーを全身または患部の皮膚に塗ってマッサージし、5分おきます。
薬用シャンプーは原液で使用して下さい。
スポンジなどで泡立てて、出来た泡を全身の皮膚または患部につけてマッサージするように
もみ混んで下さい。
毛を洗う必要はありません。
4.すすぎ
皮膚、毛に薬剤が残らないように、十分にすすいで下さい。
泡やヌルヌル感が取れるまで、5分~10分位かけて丁寧にすすいで下さい!
細菌の種類によってはヌルヌルな環境を好むものもいますので、よく流して下さいね
5.乾燥
タオルドライを中心に乾燥します。タオルで押さえるようにして、水分を拭き取って下さい。
皮膚をゴシゴシしすぎないように注意してください。
タオルを何枚か使って、十分に水分を取って下さい。
*ドライヤーを使用する際は、熱い温風を当てすぎないように注意して下さい。
*自然乾燥でも皮膚病を悪化させることはまれです。