おやつについて
日常 2013.10.15
こんにちは。副院長の伊藤です。
台風が近づいて来ているようなので、ご来院の際はお気を付けください。
さて、今日はおやつのことについてお話ししようと思います。
おやつについては院内にも案内があるのですが、なかなかゆっくりおやつの大切さをお話しする時間や機会がないのでここでお話しさせてください。
当院では診察の際(もしくは待合室)におやつをあげることにしています。
(嘔吐、下痢などの動物の状態によっては与えることができませんが・・・)
特にワクチンや健康診断、フィラリアなどでわんちゃんが来たときにはあげることが多いです。
たいていのわんちゃんはおやつが大好きです。そして、病院は好きではありません。病院が怖くて怖くて仕方ないわんちゃんもいます。でも病院で大好きなおやつを食べることによってだんだん病院に慣れ、病院にいることによって感じるストレスを軽減することができるのです。
子犬子猫の時期にこれを経験すると効果はさらに大きくなります。
ねこちゃんは成猫になると、病院でおやつを食べてくれなくなりますが、子猫の時はワクチンの時においしい缶詰を与えると、ワクチンを打っても気付かすそのまま食べ続けてくれます。
病院に来ることはあまりないから病院が嫌いでも仕方ないとあきらめていらっしゃる飼い主さまも多いと思いますが、いざ歳をとって病気がちになったときにためらいなく病院に来るためには動物が嫌がらないということがとても重要です。誰だって、ただでさえ調子の悪いわんちゃんを、病院に無理矢理連れてきたくないですよね・・・。そのため、ぎりぎりまで様子を見てしまう飼い主さまの気持ちはとてもよく分かります。
そのようなことにならないように、なるべく元気なうちから病院に慣れる練習をするためにおやつを食べてもらって「病院は、おいしいものをもらえるところ、たのしいところ」と認識してもらえるように努力しています。
ご理解いただけると嬉しいです。
初診受付時におやつを与えてよいか飼い主さまに確認をしております。
またアレルギーの確認を同時にいたします。
また、おやつは病院で用意しておりますが、わんちゃんの好みではなかったり緊張で食べられなかったりすることもあるので大好物を持ってきていただくのが一番お勧めです。
もしお散歩途中で病院の前を通るようなときは、ぜひ病院に寄っておやつを食べていってください。
楽しそうに病院に入ってきてくれるわんちゃんを見ることは私たちスタッフにとってとても嬉しいことです。