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歯をキレイにしよう!

日常 2017.07.01

こんにちは、獣医師の石川です。
梅雨もそろそろ終わりに近づいてきましたね
じめじめムシムシして、洗濯物がなかなか乾かず困っています
病院の方は、予防関係が落ち着いてお待たせする時間がだいぶ減ったのではないかと思います。
さて、今回は歯石除去(スケーリング)について、その流れをお伝えします。
ワンちゃんネコちゃんは歯磨きを嫌がってなかなかさせてくれない子が多いですよね
そうしているうちに、歯に汚れがいっぱいついてしまう子も…
そうすると、歯の根元に膿がたまってしまったり、
全身に菌が回るといろんな臓器に影響が出てしまうので、
そういう子にお勧めしている処置です
※処置中の写真が出てきますので、閲覧注意↓↓
まず、血液検査などを行い、全身状態を確認したうえで麻酔をかけます。
麻酔をかけずに無理やり行うと、動いてケガをしてしまったり、歯石が肺に入ってしまったりして危険なのと、
歯と歯肉の間の汚れがちゃんと取れないからです。
このように、気管にチューブを入れて、そこから酸素や麻酔を吸入します。
歯石①
次に、超音波スケーラーという機械で歯石を削ります。
超音波による振動で、歯石を粉々に割りながらきれいにしていきます。また、歯と歯肉の間の汚れも掻き出します。
歯石②
見た目はかなりきれいになりましたね
ただ、これでは表面がザラザラしており、すぐに歯石がついてしまいます。
そのため、表面をツルツルにするポリッシングという作業を行います。
まず、歯に残った細かい歯石を、荒い研磨剤で除去します。
DSCF4714.jpg
歯石③
最後に、仕上げ用の細かい粒子の研磨剤で細かい傷を除去し、つるつるにします。
歯石⓸
歯石⑤
とってもきれいになりました
歯石⑥
この後も、きちんと歯磨きしたり、シートでふいたりして、汚れが再びつかないようにしましょう
スケーリングについて詳しく聞きたい方は、スタッフまでお声がけください!
ブナの森動物病院
044−280−7875


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